梨状筋症候群(坐骨神経痛)

梨状筋症候群2

特にこの梅雨の時期は痛みが感じやすい!

この梨状筋症候群とは、お尻の筋肉に梨状筋と言うのがあり、

それはお尻の深部の筋肉で、立ち上がったり座ったりする動作時に

体重の重心が強くかかりやすい筋肉です。

 梨状筋症候群

この筋肉は通常柔らかいのですが、日常生活での階段の上り下りや、

ランニングなどスポーツなどで負担がかかって硬くなってしまうと、

おしりに痛みを起こしたり、側を走る坐骨神経をつぶしてしまいしびれがでてきます。梨状筋症候群3

 

そうなると、臀部痛や太ももの裏の痛み、しびれ感など多彩な症状を呈します。

その症状がすなわち坐骨神経痛なのです。

坐骨神経痛

また痛みやすい時期的なものもあるようで、

この梅雨の時期、6月~7月に多く見られます。

 

それはなぜかというと、寒暖の温度差の変化が関係すると思うのです。

神経は、暖かい気温の時は緩みがちで、

逆に急に気温が下がると神経が緊張状態になり

痛みが感じやすくなるのです。

 

もっともな原因は筋力の低下です。

これを言えば仕方のない話になりますが、a0001_015895

この梨状筋症候群は年齢の若い人はなりません。

やはり40代から始まり年齢に比例して多くなってきます。

 

やはり年齢とともに支える筋力は衰えるわけですから、

少し無理な仕事をすれば痛くなるのも当然ですね。

 

梨状筋症候群を自力で治す方法

当たり前ですがまずはしばらくの安静です。

そして臀部のストレッチ体操を毎日朝晩約10分間行います。

 

例えば、左側の梨状筋を伸ばすなら椅子に座り、

左足のかかとを左の膝の上に載せます。

左足だけあぐらをかくような形にします。

次に両手を使い左膝とかかとを胸のほうへ近づけ約20~30秒キープして下さい。

003

005

004

 

続いて今度は仰向けになり、左足を右大腿部に載せ、

その右脚の膝を両手で胸まで引っ張ります。

これもこの状態で約20~30秒キープして下さい。

左臀部の梨状筋が伸びていく感覚がよく分かるはずです。

001

 

最後にまた仰向けの状態で、右手で左膝をつかまえて

右側に引っ張りまたこの状態で約20~30秒キープして下さい。

006

 

以上を繰り返し3セット行います。

 

神経痛になった時には既に臀部の梨状筋が固まっている状態ですから

初めてのストレッチ体操は痛いに決まっています。

ですがまずは慣れるまで時間をかけゆっくりと行います。

 NGスクワット

なお筋力強化の筋トレですが、私はあまりお勧めしません。

なぜならば今度は専門的な運動が必要なので、

下手すれば逆に梨状筋に負荷をかけすぎ

痛めてしまうことになりかねないからです。

 

当院ではこんな施術を行います

上記でお話ししているように梨状筋が硬くなっているものですから

筋膜を緩める指圧整体法を行います。

 

当院に新規でいらっしゃる患者さんの中には、

お尻にシップを貼ってくる方がいらっしゃいます。

でもそれだけはやめてください!

逆に筋肉が硬くなり痛みが増す場合があります。

もし貼りたかったらカイロでも貼ってください。

 

IMG_E2515

IMG_E2524

IMG_E2512

IMG_E2506

IMG_E2491

施術は時間をかけながらゆっくりと行います。

やはり筋膜が癒着して柔軟性が無い方が多いので、

それを緩めるにはある程度の圧力が必要です。

ですから施術は少し痛いかもしれません。

でももちろん年齢や性別に合わせた施術を行いますのでご安心ください。

 

最後に当院でなじみの吸い玉療法を行います。IMG_0523 (2)

これはもう開業当初から60年も行っています。

 

古くなった状態の毛細血管が分解できず、

筋肉や神経にこびりついた状態になります。

 

それをモヤモヤ血管、(瘀血)オケツと呼びます。

それが毛細血管が老廃物になる状態です。

もやもや血管1

この瘀血を分解して集めた色が下の写真です。

IMG_0574

こうすることにより代謝が高まり

またさらさら血液に変わり良くなって行きます。

 

以上のような施術を行いますが、やはり人それぞれに感覚が違うものです。

当院はその人の症状に合わせながら施術を行います。

 

梨状筋症候群(坐骨神経痛)でお悩みなら当院のご相談ください。

このページの先頭へ